| 悪人伝 2019年製作 監督: イ・ウォンテ 脚本: イ・ウォンテ 出演: マ・ドンソク キム・ムヨル キム・ソンギュ |
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普段はあまり見ない血なまぐさいバイオレンス物。
無差別連続殺人鬼が襲ったのは、最凶組長。
瀕死の重傷を負いながらも奇跡的に一命をとりとめ、組織を総動員して犯人探しに動き出す組長。
無差別連続殺人犯を追う(捜査のためなら手段を選ばない)暴力刑事も加わり、反目しながらも共闘を組み容疑者を追うことになる。
組長: 悪党二人が、もっと悪い奴を捕まえるんだ。
刑事: 俺が勝てば法が裁き、お前が勝てば抹殺するんだな。
極悪組長 × 暴力刑事 × 無差別殺人鬼 の戦いが始まる
捕らえた容疑者の裁判で、別件で逮捕状が出ている組長が証人として出廷し、決定的な証拠を提出。
容疑者と同じ刑務所に収容することを条件に出廷することを、刑事と取引していたのだった。
組長が弁護士に、
家族が殺されても そう言うのか、奴は遊びで人を殺す奴だ、何が人権だ あの男にそんなものはない。
刑務所に収容される時、運動場にいた容疑者(犯人)と目が合い微笑む組長と驚く犯人。
シャワー室で犯人と対峙し、「男が命懸けで戦ったゲームだ、ケリをつけようぜ・・・」と言うシーンで幕を閉じる。
11月下旬、東京で盗んだレンタカーで11人を死傷させた事故があったころ、ユーチューブで20分ほどのダイジェスト版を見て興味を抱き、ヤフオクで中古DVDを入手しました。
死刑になりたいから人を●す(刺す)、誰でもいいから●す通り魔、自分の思うようにならないから●すストーカー、金銭欲のためならためらわず●す、昨今こんなのが多いです。
被害者より加害者の人権ばかり擁護され、何事もやられ損な世の中になりました。
日本という国は、ほんと犯罪者に甘い国だと感じます。
裁判の報道で、相手を刺殺した容疑者が 「殺意はなかった」 「死ぬとは思わなかった」という弁明。
最近でも、首都高を200キロ以上のスピードで暴走したあげく衝突(追突)し 二人を死亡させた容疑者が、「制御困難な進行はしていない・・・」と弁明、危険運転致死ではなく過失運転致死を主張している。
(そもそも制御可能ならぶつからない)
4人を死傷させた事故で、罪を認め 反省しているから執行猶予刑にしろ・・・とか。
犯行時 心身喪失・心身耗弱状態だったので、責任能力は無い・・・とか。
弁護士は被告人をより軽い刑、または無罪を勝ち取るため動くわけだけど、この組長が言うように、自分の家族が被害者でも同じ弁明できるのか・・・と思います。
この組長のように刑務所まで追いかけケリを付けるなんて、誰にでも出来ることじゃない。
善悪は別にして、ある種の爽快感を覚える映画です。
以前あったテレビドラマ、必殺仕事人やハングマンを思い出します。
法でさばけない悪い奴に私的な制裁を下す・・・なんてことも、まんざら絵空事じゃない世界が来るかもしれません。
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